よくある質問

  • 『あごの骨がないとできない?』
    • 最近は技術や材料の進歩により骨の量を増やすことができるようになりました。しかし大変高度な技術力が求められる治療法ですので、誰もができるというわけにはいきません。骨の量を増やす骨透導再生法(GBR)にはいくつかの方法があります。
      ①一般的な骨欠損に対するGBR法②ソケットリフト法、サイナスリフト法

      ソケットリフト法
      上顎の奥歯の上には上顎洞という骨の空洞があり、その空洞は粘膜で覆われています。その粘膜の一部を押し上げて人工骨を入れて骨の深さを確保する方法です。

      ③スプリットクレスト(歯槽堤分割法)

      スプリットクレスト(歯槽堤分割法)
      骨の幅が足りない場合に骨の頂上部を分割して、骨を広げていきインプラントを埋入します。インプラントと骨の間に人工骨を入れて、骨の再生とインプラントの安定を同時に行う方法です。ここで活躍するのが、ピエゾサージェリーです。

      本当はインプラントを植えることよりも骨をつくることのほうがずっと難しいのです。つまり、骨の状態が良好であればインプラントの植立は比較的容易であるということです。自分の歯をできるだけ残したい気持ちもわかりますが、近い将来グラグラになって抜くことになるかもしれないとか、隣の歯に悪影響を及ぼすかもしれないという歯は残された骨を守るためにも早めにあきらめたほうがいい場合も多々あります。歯を木、骨を土と例えるならば、よい土はよい木を育てるということです。

  •  痛くない?
    • 歯を抜いたり、神経をとったりした時の痛みが忘れられないから、インプラントの手術もさぞかし痛いのではとご心配の方々も多くいらっしゃいます。おそらくその時、その歯にはかなりの症状がでていたのではないでしょうか。例えば痛みとか腫れとか出血とかです。症状のある歯は麻酔やその他の薬が効きにくいので、そのような痛い目にあってしまったのではないかと思われます。
      インプラントは健康な骨と歯ぐきに行う手術なので、実際、痛みや腫れは少ないように思います。大切なのは術後のセルフケア(自己管理)です。術後の約束を守って頂ければ、大抵の場合心配は無用です。

ここに当院のインプラント手術後の注意をあげておきます。

インプラント埋入手術を受けられた患者様へのご注意

  • 全身麻酔のほうがいい?
    • 全身麻酔で行う医院もありますが、私は今のところ局所麻酔下での手術で充分だと考えています。ちなみに手術時間は長くても六十分です。一本だけの手術の場合などは、局所麻酔が完了すれば五分で終わってしまうほどです。(五分という細かい数字にこだわるのは、自分自身に課している目標へのこだわりです。やはり早いということは大切で、その予後を大きく左右させる要因になると思っています)さらに手術後、大抵の患者さんはご自身で運転して帰られます。
  • どのくらいもつの?
    • いくら人工物でもすべて永久ということはありません。
      インプラント体はチタン合金ですので、それ自体がこわれるという心配はありません。しかし、周りの組織(骨・歯肉・天然歯など)がもたなくなることはあります。
      当院におきましては、事故、全身疾患(糖尿病、骨粗しょう症など)もなく、メンテナンスにも定期的に来院される方には保証期間を設けて対応させていただいております。
      インプラントはしばしば口の中に高級車が駐車してある(もちろん値段の意味からです)といわれますのであえて車に例えますが、どんなに高級車でも乗り方が悪かったり、点検しなかったりすればすぐに悪くなります。そして車には替えがありますが、あなたのお口には替えがありません。大切にしましょう。
  • 持病があるのですが、大丈夫?
    • 糖尿病…
      薬を飲んでいて血糖値が安定していれば問題ありません。
      他の患者さんに比べて傷口が治りにくいこともありますが、術前術後の抗菌剤の投与などで感染を防いでいきます。高血圧…
      薬を飲んでいて血圧が安定していれば問題ありません。
      薬を服用しても高いという方は、麻酔に注意が必要です。しかし、
      麻酔にもいろいろな種類がありまして、血圧の高い方には血管収縮
      剤の入っていないものを使えば大丈夫です。骨粗しょう症…中高年の女性に特に多いようです。よほど重症でない限り、手術自
      体に問題はありません。しかしビスホスホネート系薬剤を3年以
      上服用されている方は、インプラントはもちろん他の外科的施術にお
      いても原則として(内科医の管理のもとに)休薬が必要となります。
  • どれぐらいで噛めるようになるの?
    • ミニインプラントという施術のようにインプラント手術の後、わりあい早く入れ歯を入れて噛めるようになるというとても画期的なものもありますが、残念ながらこれには適応症に限りがあります。
      一般的には、人それぞれで違いますが、だいたいインプラントを入れてから、一ヶ月半から六ヶ月ぐらいでしょう。例えば悪い歯があり、それを抜くところから始める場合は、当然もう少し長くかかることになります。
  • 何でも食べられるようになるの?
    • 入れ歯の安定をよくするタイプのインプラントと、失った歯の替わりとして入れるインプラントでは差が出ますが、カタついていた入れ歯や歯周病でグラグラになった歯で食べていた時よりも、かなり能率よく噛むことはできるようになります。タコやイカもご心配なく。お漬物も大丈夫です。
      カニの足を割ったり、するめをひきちぎったりという乱暴なことさえしなければ、特に現代の日本の食生活では困るようなものはあまりないように思います。しかし、健康なご自身の歯にかなうものはありません。
  • 年齢制限はあるの?
    • ご存知の通り、子供には向いていません。子供は背が伸びるのと同様に顎の骨も成長しています。いつ背が止まるかというのは個人差があるので一概には言えませんが、女子では十六歳、男子で十八歳ぐらいでしょうか。背の伸びが止まって、一年ぐらい様子を見てからというのが一般的ですね。
      逆に高齢の方の場合、お元気で顎の骨さえしっかりしていれば、制限というものがありません。八十歳をすぎてからインプラントを入れられて、何でもおいしく食べられる、カラオケが上手に歌える、ゲートボールがうまくなったなど、ますますご活躍の方も大勢いらっしゃいます。
  • タバコとお酒が大好きなのですが、大丈夫?
    • タバコは歯と歯ぐきだけでなく、全身疾患をも引き起こす『百害あって一利なし』の悪習慣です。実はインプラントにとっても知られざる大敵です。手術後、約一ヶ月は、禁煙をお願いします。術後二週間の絶対禁煙は必ずお守りいただきます。
      アルコールについては「手術後のアルコール消毒だ」と冗談を言われる方もいらっしゃいましたが、これもいけません。手術当日はもちろん医師の許可がでるまで禁酒ですが、一般的には一週間ぐらいです。
  • 金属アレルギーがあるのですが、大丈夫?
    • 現時点で最も安全で、かつ人に優しいチタン合金のインプラント体を使用していますので、基本的には大丈夫です。
      補足ですが、インプラント体はメーカー出荷時より一本一本が完全に滅菌されており、外れたインプラントを再利用するなどということは絶対にありません。以前、インプラントの使いまわしをしたという悪質な医院がマスコミを騒がしておりましたが、本当のことならば同業者としてとても許せません。被害にあわれた患者さんは大変お気の毒で仕方ありませんし、真面目にやっている我々の信頼もそこなわれた気がして非常に不愉快な思いをしました。
  • インプラントを埋入していると、MRI(核磁気共鳴画像法MRI: magnetic resonance imaging)やPET/CT(陽電子断層撮影 PET: Positron Emission Tomography とコンピュータ断層撮影 CT: ComputedTomography が一体になった最先端の診断装置)の検査ができない?
    • 事前に申告されれば全く問題ありません。また入れ歯の方で、磁性のアタッチメントを入れられている方も同様に全く問題はありません。
  • いくらかかるの?
    • こればかりは即答できませんが、治療に入る前に必ず見積もりを取ることをお勧めします。内容に納得がいかない場合は治療を断る勇気も必要です。
  • 医療費控除の対象になるの?
    • はい、なります。
  • 分割払いは可能?
    • 支払いの方法は、医院によって違います。治療の前に確かめておきましょう。